古代ローマを舞台にしたボードゲームで楽しく知る【プレイ時間別で紹介】

古代ローマが舞台のボードゲームで楽しく知る

現在たくさんの種類が発売されているボードゲーム。
昨今同じテーブルを囲んで行うボードゲームブームの影響で、あなたもボードゲームカフェや自宅、公共の会議室などを借りて遊んだことがあるのではないだろうか。

ご存じの通り、ボードゲームのには歴史をモチーフとして制作されているものも多く、様々な時代を舞台としたシステムが存在する。
今回はその中でも、特に古代ローマ時代を舞台としたボードゲームを紹介しようと思う。
何回も遊ぶことにより、舞台となった古代ローマのことを楽しく学んでみてはいかがだろうか。

比較的覚えることが少なく、短時間で気軽にプレイできるゲーム

キルクス・マクシムス

プレイ人数 2~6人
プレイ時間 30~40分
対象年齢 8歳以上
プレイレベル 初心者~中級(拡張ルールあり)

「キルクス」とは「パンとサーカス」でおなじみの「サーカス」のことで、二頭、または4頭立ての2輪車でレース場を走る戦車レースを表している。
つまり、このゲームは古代ローマの戦車レースをモチーフとしたものだ。

プレイヤーは各(青や赤などの色)チームとなり、実際の戦車乗に乗ってレースを争う。
レースには、戦車同士のぶつかり合いはもちろん、槍で攻撃したり(!)、鉄びしを撒いたり(!)して妨害も可能。
馬の体力を見極めながら、誰が一番はやくレース場を駆け抜けることができるのか!

ルールは簡単で覚えることも少ないため、インストール(ルールを覚えて遊び始めるまで)時間も少なく、初心者の方にも優しい作りになっている。
また拡張ルールもあるので、もう少し複雑にすることも可能。

あなたは戦車乗りとして、栄光を勝ち取ることができるか!

学びのポイント!
  • 古代ローマの市民が熱狂した娯楽を体験できる!
  • 名作映画「ベン・ハー」の世界観を味わいながら、戦車競技を知ることができる!

アウグストゥス(Augustus)

プレイ人数 2~6人
プレイ時間 30~40分
対象年齢 8歳以上
プレイレベル 初心者~中級

アウグストゥスとは、初代皇帝の名前のこと。
彼のもとで様々な功績をあげ、執政官を目指すことがこのゲームの目的となる。

基本的にはランダムに取り出すチップのマークを揃えるビンゴゲーム。
ただし普通のビンゴゲームは、揃えるカードが1枚しかないのが、このゲームでは自分でカードを選べるところがポイント。
カードやチップによっては、揃えにくかったり出にくかったりするものもあるので、運だけではない戦略要素もあったりする。

だが基本的な流れは単純なので、インストール時間からプレイまでスピーディにできるだろう。
数々の功績をあげ、アウグストゥスのおメガネにかなうことはできるのか!?

学びのポイント!
  • 帝政初期の出世コース(の雰囲気)を味わうことができる!
  • 属州、軍団などローマ帝国のことを、楽しく知ることができる!

プレイの仕方やルールは、下の動画で実際のプレイを見ながら覚えることもできるので、ご覧いただくといいだろう。

アウグストゥス プレイ動画(その1)
アウグストゥス プレイ動画(その2)

シティ・オブ・ローマ (City of Rome)

プレイ人数 2~4人
プレイ時間 45~60分
対象年齢 10歳以上
プレイレベル 初心者~中級

シティ・オブ・ローマ(City of Rome)は、その名の通り、ローマの街を作っていくゲーム。
といっても、獲得したタイルを4×4に並べるだけ。
ただし、並べ方によって点数が決まるため、いかにうまく並べるかが勝利の秘訣になる。

カードの種類は豊富だが、自分の手番ではやることがほぼ決まっているため、覚えることはそんなにないはず。
一度流れさえつかめれば、ゲームに入り込めるだろう。

住宅、神殿、公共施設をうまく獲得し、あなたは誰よりも美しい街を作ることができるだろうか?

学びのポイント!
  • 帝政期のローマの街が、どのような建物で構成されていたのかを知ることができる!

ゲームの流れは、一通り解説してくれる動画を見ていただくといいだろう。

シティ オブ ローマ 解説動画

ルールは複雑だが、じっくりと長くプレイできるゲーム

コンコルディア

プレイ人数 2~5人
プレイ時間 90~120分
対象年齢 13歳以上
プレイレベル 初心者~上級

古代ローマの名家の1つとなり、地中海帝国になったローマで勢力を広げ、ローマの第一人者になることを目指す、それがこのゲーム、コンコルディアだ。

基本は自分の手番が回ってきたら、人物カードを使い、やることを選択していく、というルール。
各都市に入植し、建物を建て、さらに商業圏を広げ・・・とやることは限りなく多いが、プレイヤー同士の駆け引きもあるので、戦略どおりにいかないことにやきもきするだろう。

またこのゲーム、いったい誰がトップを走っているのかがわかりにくいため、最後の結果を計算するまで勝者を決めるのが難しい。
そこがやきもきするポイントだが、現実もそんなもの。
あなたはローマ第一人者となることができるのか!?

学びのポイント!
  • 地中海全土に領土を広げて、権力者同士が争い合うことを体験することができる!
  • ローマ全土のマップがあるため、ローマの領土や属州の関係、また役職についても把握することが(ちょっとは)できる!

コンコルディアの流れを簡単に把握したいときは、下の解説動画がわかりやすいだろう。

コンコルディア 解説動画

created by Rinker
ニューゲームズオーダー(New Games Order)

またコンコルディアには拡張セットも出ているので、もっと深入りしたいあなたはこちらも確認してみてはいかがだろう。

created by Rinker
ニューゲームズオーダー(New Games Order)

パンデミック:ローマの落日

プレイ人数 1~5人
プレイ時間 45~60分
対象年齢 8歳以上
プレイレベル 初心者~上級

ローマ帝国末期を舞台に、ゲルマン民族大移動で北から押し寄せる「蛮族」からローマ帝国を守るのが、「パンデミック:ローマの落日」だ。

このゲーム、「パンデミック」という感染病から世界を救うゲームが基盤となってできたゲームで、そのパンデミックを古代ローマ末期の時代背景にあてはめ、ルールを改変している。
しかし蛮族が次から次へと押し寄せるなか、ローマの国力が衰退して軍団を動員できない絶望感を味わいつつ帝国を守るのが、悲哀ただようなんともいえないプレイを生み出す。

ボードゲームには珍しいプレイヤー全員協力型で、役割に応じて能力が違うため、フル活用で戦おう。
ときには同盟した蛮族の力も借りて、敵の侵略からローマを守りきれるか!

学びのポイント!
  • ローマ帝国末期の国情と絶望感を味わうことができる!
  • 聞き慣れない名前で記載された古代の都市がどこにあるか、繰り返しプレイすると覚えることが(多分)できる!

「パンデミック」を知らないと、この動画を見てもルールを把握しづらいが、ゲームの流れ自体はわかるので、参考にするといいだろう。

パンデミック:ローマの落日 プレイ動画

フォルム・トラヤヌム

プレイ人数 2~4人
プレイ時間 60~120分(人数×30分)
対象年齢 12歳以上
プレイレベル 初心者~上級

フォルム・トラヤヌムでは、各プレイヤーが植民都市(コロニア)を治めており、トラヤヌス帝の命令で最高の広場を作るように支持される。
そして市民たちの支持を集めて最も素晴らしい広場を完成させたものが勝つ、というゲームだ。

ゲームの道具(コンポーネントというらしい)は多数あり、これらがどのような効果があるのかを覚えるのは非常に手間がかかるが、プレイヤーが手番ですることは難しくないため、流れさえつかめれば、後はプレイしながらでも覚えて行けるだろう。

ちなみに「フォルム・トラヤヌム」とは「トラヤヌスの広場」のこと。
ローマにあったオフィス街にあたる場所である。
ラテン語では「フォルム・トライアニ」だったはずだが、突っ込まないようにしておこう。

学びのポイント!
  • ローマ帝国最盛期の雰囲気を(少しだけ)味わうことができる!
  • 帝政下でのローマ市民たちが、どのようなことをしていたのか、なんとなく感じることができる!

なおゲームの流れは、この動画を見るとわかりやすいだろう。
あまりにも小道具の種類が多いので、解説しきれていない箇所もあるが、流れさえわかれば自分で確認しながらでも遊べるはずだ。

フォルム・トラヤヌム 解説動画

解放者 共和政ローマの終焉

プレイ人数 3~6人
プレイ時間 45~60分
対象年齢 13歳以上
プレイレベル 中級~上級

「解放者 共和政ローマの終焉」は、人狼とおなじく自分の正体を最後まで明かさない、いわゆる「隠匿系」のゲームだ。

カエサルの独裁政権の中、リベルタス(共和政への回帰を目指す共和政派)とカエサル派との政治的な駆け引きを競う。
しかしカエサル派の中にも、実はカエサルを打倒したあとに、密かにカエサルの後釜を狙うものもプレイヤーの中にいて……という、単なる二派の争いになっていないのが興味深い。
とともに、歴史的な背景を実に忠実に再現しているなぁと感心させられる。

カエサルは市民に人気があるので、「解放者」はいかに自分のところに市民を取り込んで、影響力をもたせるかがポイントとなる。
だがカエサルの影響力と資金力は計り知れない。
果たして「解放者」たちはカエサルの「圧政」から祖国を守ることができるのか?

マルクス・アントニウスやブルータス、カッシウスら歴史的な有名人もカードとして出てくるので、革命期のローマに興味のある方はぜひ遊んではいかがだろう。

学びのポイント!
  • 独裁官カエサルの暗殺直前の様子を体感することができる!
  • カエサルの人気のすごさが実感できる!

ゲームのやり方は、この動画を見てもらえばわかるのではないかと思う。

解放者 共和政ローマの終焉 解説動画

今回のまとめ

今回は非電源系ゲーム、いわゆる古代ローマが舞台となるボードゲームを紹介させていただいた。

当然雰囲気が史実と異なっていたり解釈が違う部分もあるが、興味の入り口としてゲームは最適なツールだと思う(かくゆう私もゲームがきっかけで歴史を調べ始めた)。

ゲームの背景を調べると、より深くゲームを愛することができるので、あなたもぜひこれを機会に、古代ローマの奥深さを知っていただければ嬉しい限りだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA